眞嶋 亜有 准教授 MAJIMA Ayu

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眞嶋 亜有 准教授 MAJIMA Ayu

眞嶋 亜有 准教授 MAJIMA Ayu

TOKYO:喪失のユートピアとその行方

-文化庁コラボ「和食とWASHOKUの世界発信」と2023年度春学期研究から-

『日本社会の「マヨチリ化」について考える:学際的日本研究の視点から見えてきたZ世代と現代日本』

このタイトルを見て「?」と思ったあなた。そう思うのも当然。これはゼミの中で登場する「眞嶋語録」で、眞嶋ゼミを語る上で欠かせないキーワードの一つです。昨年は文化庁とコラボし、「和食とWASHOKU」をテーマにした在日米国人建築家の先生へのインタビューを行いました。今年は推し活や蛙化、合コンなど様々な観点から日本と世界を考えて、「国日」に真剣に向き合いましょう。おいでよ「世界の中の日本と自分が見えてくるゼミ」へ。

・演習テーマ / Theme

「国際日本」とはなにか :「グローバル人材」、「国際日本」とは一体何でしょうか。学問の玉手箱のような「国際日本学部」に入学された国日生のなかには、合格した直後から「国際日本学部ってなに?」と周囲から聞かれるお決まりの質問への「正解答」探しの旅が始まる方もいるかもしれません。1 年は必修に追われ、2年はさまざまな領域の履修に追われ、気づくともう3年生、あっという間に就活先で「国際日本学部で何を学びましたか?」と聞かれる時期に入ります。自分の学びたいように履修ができる魅力的な学部でありながら、気づくと、果たして自分の専門性とは何なのか、これまで自分は何を学んできたのか、と「国日不安」とも言えるような心境を抱く方もおられるかもしれません。さらに、国際日本学部って、「国際なの?日本なの?どっち?」と自問する方もおられるかもしれません。

「きのこの山」が語るもの : 私は新入生には「国際日本」は「きのこの山」だとお伝えしています。チョコとビスケットがくっついているきのこの山が「自分はチョコなのか、ビスケットなのか、どっちなのか」と自問するとしたら皆さんはどう考えますか。そんな「きのこの山」から見ると、就活のグループ面接で、経済学部出身という同期が、まるで「明治のチョコレート」のように、「いいなあ、あの人はどこから見ても正真正銘のチョコレートだ」と映るかもしれません。 また、国際教養学部出身と耳にするとあたかも「マリーのビスケット」であるかの如く、「いいなあ、あの人は誰がみても正真正銘のビスケットだ」と思うかもしれません。しかし「きのこの山」 は、「チョコとビスケット」があってこそ「きのこの山」なのです。つまり、日本を知ることは世界を知ることであり、世界を知ることは日本を知ることであり、その両者は決して分かつことが できません。それがグローバル社会の本質であり、となれば21世紀の時代を生きる私たちには、 そのグローバル社会を生き抜くための知性と教養が求められていると言えるのではないでしょう か。

・授業内容 / Activities

<3年次>
関連文献講読やフィールドトリップ、交流イベント、また各自の関心に基づく発表と 議論を重ねることで、多角的な思考能力とプレゼン能力、対話力を鍛えます。

<4年次>
上記の学びと並行して卒業後にも活かしていける知性と教養を養います。

*ゼミ論の有無

希望者のみですが各学期研究発表と議論は全員が行います。卒論を執筆しない 学生は学期末エッセイや、同等の卒業制作などを行う予定です(詳細は相談)

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