眞嶋 亜有 ゼミナール Majima Ayu

505教室、ホール発表

担当科目/Lecture

 日本表象文化論 / (Lecture) Japanese Representational Arts

開講言語/Language

日本語 / (Language) Japanese

TOKYO:喪失のユートピアとその行方   -文化庁コラボ「和食とWASHOKUの世界発信」と2023年度春学期研究から-                      参考:文化庁との連携プロジェクト成果発表

目次

演習テーマ / Theme

「国際日本」とはなにか :「グローバル人材」、「国際日本」とは一体何でしょうか。学問の玉手箱のような「国際日本学部」に入学された国日生のなかには、合格した直後から「国際日本学部ってなに?」と周囲から聞かれるお決まりの質問への「正解答」探しの旅が始まる方もいるかもしれません。1 年は必修に追われ、2年はさまざまな領域の履修に追われ、気づくともう3年生、あっという間に就活先で「国際日本学部で何を学びましたか?」と聞かれる時期に入ります。自分の学びたいように履修ができる魅力的な学部でありながら、気づくと、果たして自分の専門性とは何なのか、これまで自分は何を学んできたのか、と「国日不安」とも言えるような心境を抱く方もおられるかもしれません。さらに、国際日本学部って、「国際なの?日本なの?どっち?」と自問する方もおられるかもしれません。

「きのこの山」が語るもの : 私は新入生には「国際日本」は「きのこの山」だとお伝えしています。チョコとビスケットがくっついているきのこの山が「自分はチョコなのか、ビスケットなのか、どっちなのか」と自問するとしたら皆さんはどう考えますか。そんな「きのこの山」から見ると、就活のグループ面接で、経済学部出身という同期が、まるで「明治のチョコレート」のように、「いいなあ、あの人はどこから見ても正真正銘のチョコレートだ」と映るかもしれません。 また、国際教養学部出身と耳にするとあたかも「マリーのビスケット」であるかの如く、「いいなあ、あの人は誰がみても正真正銘のビスケットだ」と思うかもしれません。しかし「きのこの山」 は、「チョコとビスケット」があってこそ「きのこの山」なのです。つまり、日本を知ることは世界を知ることであり、世界を知ることは日本を知ることであり、その両者は決して分かつことが できません。それがグローバル社会の本質であり、となれば21世紀の時代を生きる私たちには、 そのグローバル社会を生き抜くための知性と教養が求められていると言えるのではないでしょう か。

授業内容 / Activities

<3年次>

関連文献講読やフィールドトリップ、交流イベント、また各自の関心に基づく発表と 議論を重ねることで、多角的な思考能力とプレゼン能力、対話力を鍛えます。

<4年次>

上記の学びと並行して卒業後にも活かしていける知性と教養を養います。

『日本社会の「マヨチリ化」について考える:学際的日本研究の視点から見えてきたZ世代と現代日本』

国際日本学部って、国際?日本?一体どっち?!と思ったことはありますか。国際のキラキラ感、英語と留学、そして多種多様な授業は学問の玉手箱の如き世界ですが、そんな溢れる魅力の中で「国日って結局、何?」と一度は考える国日生もおられるかもしれません。眞嶋ゼミは、そんな国日の贅沢な悩みを「学際的日本研究」の手法と実践から解き明かし、オリジナルな視点の構築という「実学としての教養」を目指し、共に学んでいます。

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